妻を殺しました。

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という男性の話を今朝テレビで見た。執行猶予3年の有罪判決が出たらしい。
裁判員制度が始まっていたら、恐らく無罪だったのではないかと思う話だった。

男性は妻を憎んでいたわけではなく、死んでほしいとは全く思っていなかったのに
殺してほしいという強い願いにより、あるマンション最上階の踊り場に彼女を座らせた。
それにたどり着くまでの経緯がなんとも壮絶であり、殺してほしいという彼女の意思も彼に対する愛情として納得がいくものだった。
女性はマンションの踊り場から身を乗り出して、エビ反りになりながら
落としてほしいと言っていたらしい。そして、旦那さんは力尽きて手を離してしまった。

人生は掛け替えのない素晴らしいものだと思う。
それを実感するほど、他人の人生も同様に大切だという事も知る。
自分が死にたくなくても、愛する人のために死ななくてはと思う気持ちが起きて当然だ。
残り少ない命を愛する人に買ってもらうとしたら、精一杯安い値段をつけるだろう。
愛された人ほど、あまえられない、人の人生の邪魔はしたくないと考えると心が痛い。

最近、後期高齢者医療制度が話題になっている。
年金をもらっていない人からも保険料を徴収する制度というのは、
まだ若い自分から見ても人道的とは思えない制度だと思う。
まだ生きたいと願う人に、金がないなら諦めろと言っているようなもの。
老人の自殺は現実逃避という自己中心的な理由だけではないことを
あまり理解されていないのがとても残念だ。

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